クアラルンプール6万円のお寿司で考えた。円安ってやっぱりキツイ
- Kaz Saito

- 2 日前
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昨年のベトナムに続いて、今年は初マレーシアのクアラルンプールへ。主目的は趣味で踊るUrban KizombaのフェスティバルKIz Connect Evolution参加だ。
木曜夜のAccelerator Seriesへの参加資格をかけた選抜テストとPre Party、そして金曜から日曜まで朝10時から翌朝4時まで続く楽しくもも体力・気力が試されるハードなお祭り。
こちら朝10〜12時までのAcceleratorは2コマ、13〜17時まで続くワークショップは3コマ×3日間に参加。
この9月には後期高齢者となる身としてはまさに命がけ。よくぞやりきってくれたぜ、と自分を褒めてあげたい。
と、まあキゾンバは大いに楽しめたわけだが、せっかくの海外である。もちろん食事もワークショップ、ソーシャルの隙間にあちこち食べ歩き。
幸い息子の友人アーノルドくんがクアラルンプール出身で、事前に行くべきレストラン情報をくれたので、それを頼りに動き回ってみた。
中でも一番のヒットは、「Village Park Restaurant」。こちらでいただいた、マレーシアのソウjルフード「ナシレマ」、今でもすぐに食べたいと思うほどはまった。

長粒種のお米を小えび、ピーナツとともにココナッツミルクで炊いたものが基本。これにクリスピーすぎるだろうと思うほどのフライドチキンを添えて、ちょっと辛みのあるサンバルソースを絡めていただくのだが、もう最強のコンビというしかない食べ応えで大満足。
こうしたマレー料理に加えて、インド、中華料理があり、いつでも炭水化物がいただけるので、和食が恋しくなることはない、という環境ではある。
が、一応、和食を志す人間としてはクアラルンプールの日本食事情も知っておかねば、とこれもクアラルンプール駐在経験のある方から、お寿司屋・寿司ひびきを紹介してもらった。
日本から予約を入れてもらって、到着したその日の夜に訪問。五つ星ホテル隣接のショッピングモール1階にあるお店ゆえ、もちろんそれなりのお値段と覚悟してのこと。
お店の設えもすばらしく、照度を落とした店内の雰囲気は、まさにオーセンティック。Tシャツでうかがったのがちょっと恥ずかしい。
チョイスはもちろん食材を一段上にしてのおまかせで、さらに日本酒とのペアリングも。
いただけば寿司ネタが東京と変わらない、いやそれ以上。さっそくオーナーシェフの斉藤さんに聞けば、豊洲および契約漁港から毎日空輸直送とのこと。
マレーシアでの食材調達より日本なのだ。これは高いぞ、と覚悟したのはこの時点。とはいえ、銀座よりは、もう少し優しいお勘定かと思えば、遙か上のお値段。
マレーシアの通貨リンギットで1,577。1リンギット40円で計算すれば6万3080円なり。
ううむ、久兵衛はもちろん、数寄屋橋次郎並みかそれ以上じゃないかしら。勘定書きを見て、さすがにたじろいたが、なんとかカードで支払い。
といってもこれけっして法外は値段ではない。紹介してくれた方に聞けば、2人で6万円程度だったとのこと。当時のリンギットのレートは24円程度で、ならば高級とはいえ3万円台。つまり、円安のあおりなのだ。おかげで、海外で日本人はどんどん貧しくなっていることを実感。
ここでの経験はもちろん極端なケースかもしれない。しかし、アジアでさえ、日本円が使いでがある時代ははるか昔となりにけり、である。

ここ寿司ひびき、お客は日本人よりマレーシアの方がメインとのこと。格差はあるものの、確実に富裕層が増えつつあるということだろう。
東京に帰れば、街はクリーンで清潔、歩道も歩きやすい。いつでも水は飲めるし、美味しいものもいくらでもある。居心地がいいのだ。
円安が続けば、やはり海外には出にくくなる。若い世代が、ますます内向きになるのではないか。今更、じじいの出る幕ではないが、少し憂いた気持ちになるのも事実である。
クアラルンプールで成功しているひびきのオーナー、さらに事業を拡大中。10年前にマレーシアに渡って本当に良かったと。そうした世界のどこかで成功する日本人を、これからも見たいものだ。後期高齢者もがんばるので、さらにがんばれ、日本の若者。



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