妻にも知られたくない金庫の中身って?
- Kaz Saito
- 2023年2月16日
- 読了時間: 3分

今朝、うちのかみさんから、普段絶対に聞けない言葉を言われたんです。
「あなたのご主人はいいわね、って」
なんでも、友人のご主人がウイルス性の急性心筋炎から腎臓、肝臓の機能不全に陥り、ICUで治療を受けているとのこと。
医師からも覚悟するようにとのことで、その友人、旦那の治療のことよりその後の生活の見通しを立てなければと、どれだけのお金があるのか通帳の確認を始めたそうです。
旦那の意識のあるうちにと、いろいろ聞くのですが、大事な金庫の解錠コードを教えたがらない。
「お前はバカだからお金のことはオレがやる」
というのが旦那の口癖で、なにもかも自分で管理しており、銀行ばかりではなくその金庫にも現金があるようだとのこと。
それがなんで僕がいい人との評価に繋がったのか。前にも書いたとおり、うちではかみさんの分も含めて僕が資産の管理をやっています。かみさん、教員という忙しい職についており、しかも自分が丼勘定なことを自覚、若いうちからお金の管理を放棄していて、僕の一括管理についての抵抗はまったくなかったといっていいでしょう。
ただし、それをブラックボックスにするのではなく、年に一度は我が家の資産状況の説明をかみさんにするようにしており、言われればいつでも開示できる状態にしています。
そのことをかみさんがその友人に話したところ「あなたのご主人はいいわね」となったってことです。
ここ数年はかみさんだけではなく、息子にも資産状況を開示し、僕が死んでからの遺産相続の段取りについても話し合うようにしています。
聞けば、「オレの生きている間にそんな話しをするな」と怒り出す親もいるとのことですが、致死率100%の人間ですもの、それを前提に準備をするのが当たり前だと僕は思っているんですけどね。
実は直近身近なところで、相続の話しがありました。詳しくは書けませんが、近い親戚の話です。
僕に連絡があり、遺産相続はどうしたらいいのかと。
こちらも自分の親の相続の手続きをしただけで、詳細な知識はありませんが、大筋の流れは分かっています。
まず重要になるのが、残された資産がどれだけあるのかを具体的に把握医して一覧表にすること。
その一覧を元に、遺産相続するに当たって専門家を頼むのかどうかを判断します。相続税が発生しそうで、その額を圧縮したいとなればやはり専門の税理士に依頼するのがいいでしょう。不動産の相続がある場合も専門家の手を借りたほうが確かに楽ですよね、
億を越える資産もなく、法定相続人間の関係がいいケースでは、ほとんどの場合は税負担もなく、各銀行の遺産分割協議書を揃えれば終わりということが多いのではないでしょうか。
ところが、その親戚、資産一覧を作るところから自分でやるやることを早々に諦めて、あちこち相続対策の専門家に連絡をしたとのこと。で、どの専門家がいいかと再び連絡がありました。
こりゃだめだ、ですよね。
日常で、お金のことを夫婦間、家族間で話すことをしないケースがやはり多いのでしょうね。また、お金や資産を扱う基礎知識を積極的にすることってなにか後ろめたいのでしょうか。まして自分が死んだ後のことなど知るか、ってことでしょうか。
僕は専門家ではありません。が、よりよく生きるための基礎体力としてのお金や資産の扱い方については積極的に勉強し、実践している方かと思います。
年が明けて現時点での資産状況と運用成績については、暗号資産運用でかなり痛い目にあったことも含めて、すでに報告をしました。かみさん、ほんと無頓着で、僕が昨年暗号資産でかなりやられたことを聞いても、
「私が貸した1300万円を返してくれたらそれでいい」
とあっさり。問題はそこじゃない、といっても仕方ないので「はい、もちろん承知しています」と。ま、そんなかみさんなので、40年一緒に生活しているんでしょうね。
皆さま、お金のこと、もっと話し合っていいと思います。
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