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Wiseデビッドカードで円安に対抗できるか

  • 執筆者の写真: Kaz Saito
    Kaz Saito
  • 2024年6月11日
  • 読了時間: 3分

あのときドルを買っておけば、とは年間5、6回海外旅行にいくうちのかみさん。


この円安で旅行代金は2倍近く値上がりしている上に、現地での支払にカードを使えばその円換算レートに愕然とするというやつです。


ドルがあればアメリカ以外の国でも有利なレートで買い物ができると。でもね、レストランなどの支払って今やカードが主流で現金の出番ってないんですよね。


理想は日本の銀行のドル口座から直接引き落としができるクレジットカードということになります。以前CitiBankにはドル口座から直接決済できるカートが存在していましたが、現在ではそのようなカードは国内では発行されていないようです。


僕はHSBC香港にドル口座を持っていますので、そこから引き落とすカードがないのかと調べたのですが、香港居住者のみ対応とのことでギブアップ。


さらに調べてたどり着いたのがWiseのデビッドカードです。


Wiseというのは格安で海外送金できるネット上のサービスで、個人レベルでの外貨送金には最高に便利。そこが発行しているデビットカードならばWiseのドル口座から直接引き落とせるというんです。


Wiseのアカウントはオンラインで簡単に開くことができます。そして送金入金に対応している通貨は20通貨以上。つまり世界どこに行ってもほぼ対応可能ってことですよね。


まず試しにHSBC香港のドル口座から100ドルをWiseに送金をしてみました。あっけないほど簡単に送金完了。ネット上でWiseのドル口座に100ドル着金です。


Wiseデビッドカードでは、ドルではなくたとえばユーロの支払いでも、その時に為替的に有利な通貨でユーロに変換して支払えるってところが素敵です。為替手数料もカード会社よりももちろん安くです。


問題は元手となるドルでの調達。旅行などでドルを使う予定のある人は、毎月決まった額の円でドルをコツコツと買うしかない。いわいるドルコスト平均法ってやつです。日本の銀行でもドル口座を開くことができる、たとえばSBI新生銀行などがありますので、それを活用するわけです。


高度なテクニックとしてはドルが安くなったときにFXで買いのポジションを作り、ドルが必要になったときにドル現金化してデリバリーという仕組みで自分の銀行のドル口座に送金する方法があります。これは慣れていないと逆に作用することもあるので、お気を付けくださいませ。


こうして作ったドルをWiseのドル口座に送金すれば、Wiseデビッドカードでそのままドルでの決済が出来るはず。


僕が試した中で一番のハードルは、日本の銀行のドル口座からHSBC香港ドル口座への送金でした。現在、国内の金融機関では、マネーローンダリング防止やテロ資金供与対策とかで、外国送金について厳格な確認をする義務が課せられていて、自由な海外送金ができないんです。


手元にあった5000ドルをHSBC香港に送金しようと、事前に調べて必要書類を揃えて大手M銀行に行ったのですが、1回目では資金の出所が分かる書類が必要と跳ね返され、2回目もまだ不足な書類があると言われて。


1回目でそんなことは言われなかったとごねたところ、今回は手続きするが次回は約束できないと。

たった5000ドルに目くじら立てるって、なにか他の意図があるに違いありません。ほんと、日本大丈夫か、です。


幸いにもこの5000ドル、翌日には香港の口座に入っていました。これをWiseのドル口座に送金するのは、実に簡単、オンラインですべて完了です。我彼を比較しても、非効率にもほどがある日本の銀行の現状です。


7月22日から10日間、2人の孫の顔を見にオーストラリアに出掛けます。そのときにWiseデビッドカードで孫のご機嫌取りをする予定です。その結果についてはまた改めて報告しますね。


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