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2023年お節レビュー。作って食べてハッピー三が日に乾杯です

  • 執筆者の写真: Kaz Saito
    Kaz Saito
  • 2023年1月5日
  • 読了時間: 3分

明けて1月4日、通常モードで仕事再開ですが、まずは昨年暮れの伊達巻きとお節の振り返りをしておきましょう。


献立は以下の通りで、例年とほぼ同様のラインアップ。量としては伊達巻き38本、お節5家族20人分を用意しました。


・黒豆

・数の子

・田作の雪衣

・伊達巻き

・栗きんとん

・昆布巻き

・車海老の酒塩煎り

・紅白柚香膾

・小鰭の粟漬け

・姫くわいの唐揚げ

・合鴨の塩焼き

・とりと野菜の甘煮

・唐墨

・紅白蒲鉾

・パテドカンパーニュ


Xmasイブの24日からスタートし、大晦日31日までフルに活動、我ながらよくやりました。



そんなハードワークを支えてくれたのが、料理パートナーの松崎仁美さんですが、今回はやっと来日が叶った息子の嫁、つまり僕の義理の娘Tiiaも、この年末恒例のイベントにフル参加してくれたんです。もちろんお節作りは初めての経験。もともと料理好きの彼女、すぐに要領を掴んで、準備・調理・片付けに大いに活躍してくれました。ほんとにありがとTIiaです。


さて、今年の出来は、もちろん近茶流のレシピに則って調理しれば美味しいに決まってると自慢したくなるんですが、家族のみんなが「美味しい!」といってくれたのがなによりの評価です。


我が家で特に評判が良かったのが、3.6キロの鰆をおろして漬けた西京漬け。お重を開けたその日にはや売り切れに。一晩の塩加減と、ガーゼで鰆をカバーして西京味噌を直接当てない手間と、ほどよい漬かり具合で、味噌床から取り出したのも功を奏したのではと。


加えてめったに美味しいと言わない息子が、小鰭の粟漬けを、うまいと食べてくれたのもうれしい出来事でした。これで、僕の中での塩と酢の加減と漬け時間決定です。


一つ残念だったのは田作(ごまめ)の雪衣。今年は5回チャレンジして1回成功しただけ。試作ではうまくいったのに、とちょっと悔しい結果でした。こちら、田作と胡桃を揚げて、砂糖、酒、塩で味を調えただしを沸かせて、ジャストのタイミングで田作り・胡桃を絡めて砂糖を再結晶させ、まるで雪がかぶったように仕上げる一品。そのタイミングを計るのが難しく、昨年からその絶妙な瞬間の見極め方を探っているところなんです。



白く結晶しなくても美味しく出来上がるので、皆さんには納得していただいたものの、これは研究課題として積み残しとなりました。1月中にはもう一度、タイミング掴むために試作をしなければと思っています。


今年、我が家は息子夫婦と孫も加わり、賑やかなお正月を迎えることができました。三段重のお節も三が日で完食。これぞ料理人の面目躍如。今年も元気に料理に向き合っていきましょう!


PS 今年の唐墨、ソフトに仕上げてみました。それはそれは深い味わいの出来で、日本酒、何杯でもいける美味しさ。3週間手塩にかけた我が唐墨10腹、早々に皆さまのお手元に。感謝です。

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