運転免許返納した僕が車を買った訳。電気代ゼロへの挑戦
- Kaz Saito
- 2023年4月14日
- 読了時間: 3分

弱視ゆえ、昨年の誕生日に運転免許を返納した僕ですが、先日新車の購入申込みをしました。
なんでやねん。しかしてその心は、自宅の電気代をタダにするためです。
買ったのは日産のリーフ。そう、完全電気自動車、エレクトリックヴィークル、EVってやつです。
昨年11月に息子夫婦と孫との5人での生活が始まったわけですが、予想はしていたもものの月の電気料金が5万円に迫ろうかというほどの消費量となりました。
そりゃそうで、うちの暖房は基本、床暖なんです。これを終日利用すればかなりの電気代になるわけですね。折しも東京電力は電気料金を引き上げに動いています。6月から17.6%の値上げを申請しているそうですよね。それが通れば2割近く電気代が上がります。
実は我が家の屋根には発電能力20キロワットを越す太陽光発電パネルを積んでいます。そのおかげで一昨年10月までは43円/Kwhで売電をしており、その収入で買電分をカバーしていました。
ところが10年でその価格は8円/Kwhに減額されるんですね。それもあって電気料金の負担がいきなり大きくなったという訳です。
太陽光発電の記録を調べれば床暖をフルに使う12月から2月の3カ月は発電<消費電力となりますが、その他の9カ月間は発電>消費電力で、我が家で使う電力はすべて太陽光発電でカバーできるはずなんです。
それでも電気代を支払っているのは、夜間は発電できないため。しかも、昼よりも夜の方が電力を使っています。
であれば昼作った余剰な電気を夜に使えるようにすればいいと思いませんか。
そこで、まず蓄電池導入を検討しました。調べれば家庭用の蓄電池って9.8Kwhのものが主流で、工事費込みでおおよそ190万円となります。
東京都では、蓄電池に補助金を出しており、その額80万円。つまり、実質負担は110万円となります。
ところが、冬には20Kwh/日を超えることがある我が家には容量不足です。結局、家庭用蓄電池って大規模災害で停電になったときに、節電しながらなんとか1日過ごせることを目的に設計されたものなんですね。
そこで大容量蓄電池に車輪が付いたともいえる、EVに目を付けたわけです。
まず検討したのが日産サクラです。軽といえども20Kwhの蓄電池を積んでいるんです。昼充電して夜放電すればバッチリではないですか。
ところがかみさんから、それだと翌日、車が動かないじゃないの、と。確かに(^_^;
そこで40Kwhの蓄電池を積むリーフとなった訳です。計算上、夜間20Kwh使ってもまだ半分の電力が残っているはず。
そうと決まればいろいろ検討しているのは時間の無駄と、紹介された日産ディーラーで金曜サクラ、日曜リーフと試乗して、その場で契約してきました。
ちなみにお値段は、リーフXVというクラスのカラーはガーネットレッドでざっくり460万円です。エンジン車より高いですが、国と東京都からありがたや、かなりの補助金が出るんです。
政府から85万円、東京都から75万円の合計160万円(太陽光発電設置済みの場合)。これはでかい! なんと実質負担は300万円となります。
このほか、自宅の太陽光発電から車に電気を供給するためのV2H(ヴィークル・ツー・ホーム)の設備が必要ですが、こちらは工事費込みでざっくり200万円。これにも東京都は補助金を出しており、100万円が支給される見込みです。こちらも実質半額の負担ですよね。
補助金って結局税金から支出されます。そんなにもらうなといういう声が聞こえてきそうですが、会社でも個人でもさらに個人事業者としても、補助金以上の納税しておりますので、ここは御容赦くださいませ。
実際の納車や設備設置は5月半ばの予定です。その結果についてはまた改めてご報告しますね。
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