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肉じゃが、といえば牛肉、いや豚肉?

  • 執筆者の写真: Kaz Saito
    Kaz Saito
  • 2021年4月13日
  • 読了時間: 3分

大阪に出かけて戸惑うことといえばエスカレータの乗り方。あれ?東京と逆じゃないの、と。大阪では歩かない場合は右に立つのが暗黙のルールですよね。この前、かみさんと大阪に出かけたとき、普通に左に乗ったので、逆だよ、逆と厳重注意(苦笑)。


僕は東京生まれの大阪育ちなもので、どちらの文化にも馴染みがあるわけですね。心象風景的には、じつは関西寄りではありますが。


そんな僕でも迷うのが、肉じゃがです。使うお肉は牛か豚のどちら? 小学校入学と同時に大阪に移り住んだ我が家。両親ともばりばりの東京人で、自宅内では普通に標準語で会話する家でした。


引っ越して間もないころ、買物に出かけた母が「肉というと牛しかない」と驚いていたことを思い出します。当時、大阪では肉は牛だったんです。従って肉じゃがは牛じゃがになるわけです。


出来上がった肉じゃがの肉がやけに赤くて、どうも違う。食感も違えば、味も違うと。当時、それほどいい肉は買えなかったのか、やけに筋っぽい肉だったのを覚えています。思い返しても大阪で豚肉を肉として食べたことってあまりない。いつしかその文化にも慣れ、いわいるホルモン焼きも牛の内臓だと刷り込まれました。


再び東京で生活するようになり、逆に驚いたのが、そう、東京ではホルモンにも豚があるということ。焼きとん、という看板を掲げている串焼き屋があるんだもの。それが、なぜか僕には合う。子供のときの舌の記憶、というのかしら、以来、牛よりも豚肉を好んで食べています。


当然、肉じゃがといえば豚肉派。どんなにいい牛肉でも豚肉の旨みにはかないますまい、と勝手に思い込んでいます。


先日、北海道産の栗いもというじゃがいもを貰ったので、さっそく肉じゃがを作ってみました。


一口大に切ったじゃがいもをだしに入れて火にかけて沸いたら調味。合わせるにんじんは先に細串が通るぐらいにしておいて、あとからだしに入れ、そのタイミングでたまねぎと糸こんにゃくを加えてことことと煮込む。


煮汁が半分ぐらいになったところで、霜降りして臭みを抜いた豚肉を投入。この一手間が料理を美味しくしてくれるんです。鍋全体にその脂が回ったところで出来上がり。これに絹さやで彩りを加えてもいいですが、今回は季節の香り・木の芽を添えてみましたよ。


男子は肉じゃがを上手に作る女子に弱いという言説もありますが、それは母の味ということなんでしょう。お相手が西か東かでその材料が変わることもお忘れなく、というところですね。


そんなことより、肉じゃがが白ごはんには最高のおかずとなることは間違いない! 以下に煮汁のレシピをあげておきますのでご参考に。


●肉じゃがの煮汁

だしC2、砂糖大2と1/2、醤油大3、酒大1

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