最初の一歩は、オンライン証券口座の開設から
- Kaz Saito
- 2022年3月15日
- 読了時間: 3分

先のブログで書いたように、資産運用をスタートするための前捌きは完了している我が弟ですが、なにから始めたらいいか分からないといいます。僕のアドバイスは、一言です。
・証券口座を開く
弟はすでに大手証券会社に口座はあるとのこと。ところが、口座はあってもなにをしていいか分からないというんですね。
MRF、特定口座、NISA口座、ラップ口座、投資信託、FXなどこれまで馴染みのないワードにまずやられてしまう。投資信託を選ぼうにもあまりの数に尻込みしてしまう。よく分かります。それでいいんです。
手当たり次第に手をだすのはもっと危険。それって、航海技術もなく、ヨットで太平洋横断に出発するようなもので、出港した途端、遭難ですよ。
弟くん、分からないのでまず証券会社の窓口に行くのはどうかと。それは止めた方が無難。なぜならば証券会社の担当の示す道筋は、いえばロシアが提案する人道回廊と同じで、結局は自分たちの利益になるところに誘導するからです。やるべきは、
・オンライン証券口座
の開設なんです。資産運用そして投資の大原則「自分で決める」ということがでる環境を作るわけです。
続けてやることは、
・ポートフォリオの策定
自分が買うべき金融商品の区分けですね。これにも原則があります。ひとつのバスケットに全部の卵を入れるな、という投資格言がありますが、まさにそれでいくつかのバスケットを用意すべしなんです。
・現預金
・日本株式
・日本債券
・海外株式
・海外債権
・その他
ポートフォリオという、お金を入れる引き出しを作るとイメージしてもいいですね。これにはサイズを決める必要もあります。一般的には以下のような比較的保守的な割合からスタートするのがいいでしょう。
・現預金 10%
・日本株式 20%
・日本債券 20%
・海外株式 20%
・海外債権 20%
・その他 10%
あとは上記に則した金融商品をその引き出しに入れていくだけです。その金融商品の選ぶポイントは以下のとおり。
・ノーロード
・インデックスファンド
・低額信託報酬
ノーロードとは購入手数料が無料で、インデックスファンドとは日経225などの有名は株式指数に連動する投資信託です。信託報酬とはファンドの運用手数料なので、これは安いに越した事はないというわけです。
ネットで検索すれば商品一覧が出てきますので、その中から、たとえばNISAで買える、運用資産が大きいなどの規準で選べばまあ間違いはないかと思います。追加して大切なことは、
・つみたて
が出来るということ。毎月同じ額もしくは同じ量を定期的に自動的に買えるものがMustです。こうすることにより時間の分散も図ろうという作戦です。
弟にはこうアドバイスしました。まず現在の金融資産には手を付けず、生命保険を解約して、解約返戻金を資産運用の原資とし、現在の株安を利用して一気にポートフォリオを構築してしう。その工程で資産運用のいろはを学び、そこから毎月のつみたてを現有の現金で時間を味方にゆっくりと育てていく。
この歳になれば必要保障額はゼロです。死亡時1000万円入る保険とかですが、それよりも今の解約払戻金500万円のほうが価値ありです。ちなみに、たとえば500万円を複利3.5%で20年運用すればほぼ1000万円になりますもの。
まだまだ、語りたいことはありますが、この辺で。おっと、繰り返して言いますが、僕は資産運用の専門家ではなく、資産運用の実践家です。自分の実体験から語っているのでかなりの偏りがありますので、お気を付けてお読みください。資産運用は自らの判断でよろしくです。
※写真はかわいいので孫の写真。じじばかですいません<(_ _)>
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