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春きゃべつと新たまねぎはとてもお手軽、初夏の味

  • 執筆者の写真: Kaz Saito
    Kaz Saito
  • 2022年5月12日
  • 読了時間: 2分

ヨーロッパでは白アスパラガスが市場に並ぶと春が来たと感じるとのこと。


こちら日本では、やはり竹の子でしょうか。九州の竹の子が市場に並ぶと、春が南から昇ってきたなと感じます。その竹の子も5月に入り、孟宗竹が終わって、淡竹(はちく)の時期となり、そしてシーズンエンドとなります。


それに代わって初夏の走りを感じさる野菜が出てきます。それが春きゃべつと新たまねぎ。


春きゃべつは、普段出回っている寒玉と呼ばれる楕円形にきゅっと締まったものとは違って、丸くて葉がふわーっと巻きがゆるいもので、5月から6月にかけてスーパーでも普通に見かけるようになります。


普通のきゃべつ同様の扱いをしてもいいのですが、季節の手仕事として、ここはやはりザワークラウトにしたいところ。ドイツ料理に欠かせない、キャベツの漬物ですね。天然酵母が生み出す自然な酸味が食欲をそそります。


友人のスパイス研究家IKUさんに教えてもらったレシピで、昨年から作るようになりました。必要なものは春きゃべつ1玉、粗塩、キャラウェイ、黒糖、唐辛子、ローリエと揃えるのに難しいものはありません。きゃべつ1玉をひたすら線切りにして、粗塩などを混ぜ合わせ、2〜3日放置しておけば出来上がり。詳細についてはIKUさん執筆の以下のWebサイトを参照くださいませ。



そして、新たまねぎです。これも春きゃべつと時期を同じくして、スーパーに並びますよね。普段のたまねぎは収穫してから乾燥させて、薄皮が茶色になったものを出荷します。この新たまねぎは白たまねぎを春に収穫して、乾燥させずに出荷したもので、なによりみずむずしい。これを櫛形にスライスして、削り節とポン酢で和えるだけで季節のご馳走になります。


産地としては佐賀県、兵庫の淡路島などが有名ですよね。僕は淡路島の新たまねぎの甘さが大好き。これをお椀の本汁程度に味付けした汁で煮て器に盛っただけのシンプルな一品もいいですよ。これで日本酒の春のにごり酒でも合わせればサイコーのマリアージュです。



今月の料理教室では、この新たまねぎ、あじの三杯酢に使います。帯に切ったあじを生わかめとともに合わせていただく献立で、試作いして家内に評をあおいだところ、大好評。


季節の美味しいものを知って、それを調理し、いただけるって、ホントに幸せ。その楽しさを皆さんにシェアすることもまた幸せ、です。機会があったらぜひ我がGON'S KITCHENに遊びにきてくださいね。


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