左股関節を人工股関節に。ダンスのため、孫のため?
- Kaz Saito
- 2022年4月7日
- 読了時間: 3分

人間の生物としての賞味期限は60代という話しをどこかで聞いた記憶がある。
70歳になって、これを痛いほど実感している。平均寿命がどれだけ伸びようが、肉体の使用限度というやつ、ありますよ。
筋肉は裏切らない、といいますがね、みなさん、骨とか関節は見事に裏切ってくれますよ。
60代から怪しかった股関節。サルサを踊ったあと、痛みさを感じていましたが、一晩寝ると収まっていた。ところが、4年ほど前からその痛みが引かなくなってきたんです。特に左の股関節がだめ。サルサ後には階段を登るのもキツなってきました。それでも踊りたい、とサルサから歩くダンス、キゾンバに転向したわけです。
それでも痛みはキツくなるばかり。意を決して九州の若松まで、股関節内視鏡手術の名医・U先生の診断をあおぎにいきました。MRIなどの検査を受け、変形性股関節症との診断。内視鏡で治るものではない、とのことで、先生が東京で外来をしている病院で、再生医療のひとつ、PRPという治療を試みることにしました。
PRPというのは、自分の血液から血小板を取り出して、それを股関節に注入するというもの。血小板の働きで、痛んだ軟骨組織の炎症を抑える効果が期待されるものです。これは自主診療になり、1回5万5000円。それを2週間ごとに3回試みました。
この治療に一縷の望みを託したのですが、ザンネンながら効果なし。対処療法として痛み止めを継続して飲むことを勧められて、これも試したのですが、痛みは増すばかり。
こうなると痛む関節を人工関節に置換するしかありません。そこで、U先生からの紹介で人工股関節の名医・F先生を紹介してもらい、さっそく診断を受けました。
そこで見た自分の股関節のレントゲン、素人が見てもこれはやばいと分かるものでした。骨盤と大腿骨の間に隙間がないんです。本来あるべき軟骨組織が消滅して、骨と骨がびたびたに直付きしている状態。これを動かせば痛いに決まってますよね。よくこれで踊っていたもんだと。僕、痛みに強いんです、といっている場合じゃなっかたわけです。
結局、左股関節を人工股関節に置き換える手術を受けることに。実は亡くなったお袋も人工股関節置換手術を受けていました。50年以上前になりますが、そのころの手術はかなり大変で入院も1カ月以上以上ではなかったかと記憶しています。
で、現在の人工股関節置換手術です。ありがたいことに、術式も器具もお袋の時とは比較にならないほど進歩していました。僕の場合は、低侵襲手技という術式とのことで、筋肉や腱を切らずに身体へのインパクトは最小限になるそうです。驚いたのは人工股関節に置き換えた翌日からそこに荷重をかけけてのリハビリが可能だということ。
リハビリの進捗次第とのことですが、入院期間も1週間から最長で2週間。こうした手術を受ける患者がかなりの高齢の方が多いのでしょう。あなたはまだ若いから、と先生に言われたときには正直うれしかったですよ。なので、車椅子から歩行器、そして杖と移行し、目標としては杖なし歩行で退院となります。
僕的には、リハビリをがんばって、術後1週間退院を目指します。そして、ダンス復帰はその3週間後でしょうかね。具体的には5月の連休前に退院、6月ダンス復帰でしょうか。
おっと、忘れていました。実はこの冬、孫の彩麻が東京に来る予定なんです。そのときまでに動けるようになっておきたい、といういのがまずは手術を決心した理由でして、ダンスはオマケ(^0^)
ちなみにうちのかみさん、入院から退院まで自分ひとりでやってねと(;。;)なので、歩けるようになっての退院が必須なわけなんです。がんばれ、オレ!
※写真のタイトルは「はじめての兄弟げんか」ですかね。普段はNuppu、RenともSaimaにはやさしく接しているそう
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