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伝統の上に築く、技のセンスの榮料理店に注目

  • 執筆者の写真: Kaz Saito
    Kaz Saito
  • 2022年7月21日
  • 読了時間: 2分

マイレージ消化で出かけたたものの、経験も情報もないまま恩納村へ。ここってリゾートだったのね、というほどの沖縄音痴。そこで沖縄痛の友人たちからもらった情報を頼りに辿り着いた一軒がこちらの「榮料理店」。


北谷のベトナム料理店オーナーから友人を介しての紹介。その人曰く「沖縄料理の概念が変わる」とのこと。

宿泊のホテル・ムーンビーチからタクシーで10分かからないものの、細い山道に入るので一瞬不安になるが、視界が開けるとそこには赤に瓦屋根のいかにも沖縄といった平屋が現れます。


その庭にはファイヤーピットも設けられていてなにやらモダン。店内も現し梁で、いかにもではあるもののオシャレは設えです。


今回は胃袋ひとつのひとり旅なので、アラカルトではなくコース料理を選択。詳細な食レポはともかく、まずは結論から。


大当たり! 


5000円しないコースでこれだけの味覚の幅と目の楽しみを提供してくれることに感謝しかない。


僕の知る限りですが、ラフテー、チャンプルーなど、どちらかというと味の解像度が粗い印象だった沖縄料理。榮料理店で提供されるそれぞれのお皿は画像で言えば4Kというのでしょうか、緻密で繊細なんです。


ジーマーミ豆腐にはまって3日間で4回いただきましたが、なんといってもNo.1がこちらの「ジーマーミ豆腐の揚げ出し」。厚揚げかと食したところ、その豊かな味に驚ろきました。


さらに紅芋のニラ饅頭も忘れられない逸品。これ1つで泡盛何杯でもいけます。



鮮魚と鳥肉にも技を感じました。その焼き加減がまるでフレンチのそれ。皮目パリッと、中身ふわっと、絶妙の焼き加減なんです。そして、器への盛り込みや色使いは、間違いなく和食の作法。



カウンターに座ったので、目の前の料理人に声をかければ、その方がオーナーシェフの小渡榮さん。元々大阪や神戸で和食修行をした後、Uターンで沖縄に帰ってこられたそう。


沖縄家庭料理の味の伝統を守りながらも、そこに新しい感覚を持ち込んだ料理を提供したい、と榮料理店を始めたとのこと。



食事の〆に出てきた蓮の葉で包んだラフテーちまきが、これまた美味しくて。まさに一つの胃袋ではもったいないお店。次ぎは2人で、いやできれば4人で訪れたいですね。


まずは、ご馳走様でした。

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