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ラフテー、チャンプルーだけじゃない、沖縄の食あれこれ

  • 執筆者の写真: Kaz Saito
    Kaz Saito
  • 2022年7月22日
  • 読了時間: 4分


お金が空から降ってくる、そうです。


沖縄3日目の夕食は南大東島の料理をいただける那覇の「喜作」へ。知人からの紹介で訪ねましたが、かなりの人気店らしく予約必須とのこと。しかし、電話をしてもつながらないんです。数回かけてやっと予約が取れましたが、その理由は入店して判明。


お店が忙しいときには電話に出ないんです。手が空いたときに気まぐれに出るような呈。これも沖縄流? こちら喜作の売りはなんといっても大東寿司。さわらとまぐろの漬けを甘めに合わせた寿司飯と合わせていただきます。


料理長に聞けばねたを透けるぐらい薄く切って醤油に漬けないといけないとのこと。



ふと大島で食べたべっこう寿司に似ていると思えば、東大東島の人々のルーツは八丈島にあるとのこと。八丈島にも漬けにしたねたを握る島寿司がありますよね。こんなところで東京と繋がるとは!ですね。


きれいに焼き上げた玉子焼きで巻く太巻きの祭り寿司もこちらの名物。焼き色もなくまさに真っ黄色に焼き上げた玉子焼きで巻いた太巻きは見た目も美しく美味しかった!


元気な女将に話しを聞けば、この寿司類を空港でも売っているとのこと。旦那さんの担当で、それなりの収入で、最初の「お金は空から降ってくる」となるわけです。ホントかどうか真偽のほどは?ですけどね。




この女将、あんたやさしい顔してるから私の10年もの泡盛ボトルなんぼでも飲んでいいよと気前がいいんです。ところが、これ昨夜のお客の飲み残しだったことが後から判明。愛嬌あるから許すけど、なんだかなーです。


さてさて、お魚の話しもしましょうか。御存知のとおり、カラフルな沖縄独特の魚がいますよね。今回、お刺身でいただいたのはミーバイとマクブです。身質がこりっとしているミーバイははた系。出会えればラッキーのマクブはシロクラベラとのことですが、これまで食べたことのない柔らかな食感でしたね。


正直いうと旨いのかどうか、今イチはっきりしない。むしろ島で上がったというシマアジの刺身が脂が乗って美味しかった、といの僕の感想です。


それよりも実は、ドゥルワカシーというターロー芋の煮物や、紅芋の料理にむしろ感動した僕です。今ではなかなか作る人がいない、と喜作の女将。里芋の煮っころがしを若い人が作らない、というか好まないのと同じかもですね。


今回の旅で出会った奇天烈ナンバーワンはスクガラス豆腐ですね。やはり友人から紹介された「ロケーションダイニング凪」で、泡盛に合う肴を、とオーダーして出てきたのがスクガラス豆腐。スクという小魚の塩漬けを固さが特徴の島豆腐の上にちょこんと乗せた見た目もユニークな一品。


スクの塩漬けの味で豆腐をいただくらしいのですが、これも沖縄料理初心者にはハードルが高かったような。

沖縄そばについても書いておきましょう。どこで食べても同じ味と思っていたがここは違う、との友人の言葉に惹かれてタクシー飛ばして訪ねた「中村そば」。着けばお店の前にずらっと観光客が並んでます。販売機でお勧めのあおさを入れたアーサーそばとジューシーのセットを注文。



20分ほど待ったところで、テラス席なら案内できるとのこと。いいですよ、と行けば、これテラスかよ、というテントの下の仮設席。ま、いいかとそばをいただけば、これは美味しい。


甘味を感じるスープがまず美味しい。アーサーとはあおさのことで、それが縮れめんと絡まってさらに旨みを増してくれます。あばらの肉を煮て作るソーキももちろん上等。


沖縄そばのスープは豚骨からとるのかと思えば、こちらのスープはむしろ鰹だしの味がします。サービスの方に聞けば、ソーキ、つまり肋の骨から取っただしと鰹のだしを合わせているとのこと。


ソーキも他で食べたものとは違い、脂っぽさがないのです。たぶんですが、こちらのスープとソーキは、煮出したり煮たあと、寝かして脂を固めて取り除いているのではないでしょうか。この濁りのない味は、やみつきになります。1000円のそばに往復5000円のタクシー代を払っても、次回もリピート必須です。


沖縄初心者の僕ですので、上記、勘違いもあるかと思います。その点、ご容赦くださいませ。加えて、ご指摘,追加情報などありましたらよろしくお願いします。



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