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ホーチミン、バンク、バイク、ベトナム料理の旅のメモ

  • 執筆者の写真: Kaz Saito
    Kaz Saito
  • 2023年4月8日
  • 読了時間: 4分

7年ぶりのホーチミンより今朝、帰国。貯まった家賃のうち、国外持ち出しリミットの500ドルも無事持ち帰ることができてホッとしております。


今回、シンガポール本社のUOB銀行に口座を開く準備をしてきました。ここなら入金されるお金が家賃であると証明されれば、国外への送金もできるとのこと。ハードルはかなり高そうですが、まずはその第一歩としての準備です。


まだTECHCOM BANKに家賃は貯まっているので、1年一度のホーチミンン訪問からのドル持ち帰り旅を、これからの楽しみの一つにしたほうがよさそうです。


さて、今回の久しぶりの海外出張でつくづく感じたことがあります。


ネットの情報でなんでも知った気持ちになっていましたが、やはり自ら現場を踏まないとだめってことです。


まず、聞いてはいましたが羽田空港の出入国審査のデジタル化。ファストトラックのための顔認証、Visit Japan Webの登録などかなりややっこしいですが、ちゃんとやっておけば帰国時、入国審査の長い列に並ばず、すっと通れるんです。


とはいえ、右往左往する旅行者もいることから、係員があちこち配置されている。これってほんとにデジタル化なのかしら、とも思いましたがね。


さて、ホーチミンシティに入って、これはみんなが感じることでしょうが、相も変わらず道路は大量のバイクの流れる川状態。国民全員がバイクで走り回ってこの国のエネルギーを作り出してるのではないかと思うほどに、その経済の活力を感じます。



泊まったホテルの前が観光スポットのサイゴンオペラハウスだったのですが、ここがいわいる結婚式の前撮りのメッカで、毎日、入れ替わり立ち替わり若いカップルが撮影に臨んでいました。これだけの数のカップルが結婚するんだから、少子化なんて心配ないんだろうな、と単純に思った次第。正確にはしらんけど、ではありますが、これからもベトナムは投資対象として魅力的ではないでしょうか。



もちろん、料理の勉強もしてきました。市内最大のペンタイン市場の生鮮食品市場で見た魚はメコン川で取れるものといってましたが、川魚とともにさばにあじ、まながつおなどが並んでいました。海老の種類の多さもさすがです。


驚くのはこの暑さの中での扱い。日本の市場のように氷で冷やすわけでもなく、そのままぽんと置いてある。これも勝手な想像ですが、保存という発想はなく、その日に獲れたものをその日のうちに消費するというサイクルができているのでしょう。



精肉についても同様で、どうやらその日に〆めたものを、どんと切り分けて販売しているようです。

次回はキッチン付きのサービスアパートメントを借りて、自分で料理することにしましょう。


ベトナム料理のレッスンにも参加してきました。興味深かったのは包丁の使い方。切る以上にスマッシュ、つまり食材を強く叩いて潰すことに使うんですね。ベトナム料理に欠かせないレモングラスは、まず包丁の広い側面でスマッシュして茎をバラバラにほぐしてから小口切りにしてさらにみじん切りにするんです。にんにくもスマッシュした瞬間に横スライドさせるとバラバラになってくれます。この技は和包丁ではさすがにできません。


作ったのは、海老を中に入れた揚げ春巻き、鶏むね肉のカレー風煮込み、豚肉ともやしのバインセオ、モーニンググローリー(空芯菜)のにんいく炒め。どれも美味しく出来たのですが、そのコツのひとつがどう油を抜くかなんです。


揚げる、炒めるにも油を使いますよね。この時の温度が半端ない。揚げるときは箸を入れてあぶくがでるほど、炒めるときはフライパンに入れた油から煙が上がるほど高くする。揚げ油は180度、炒めるときには200度を超えているはず。



事実、材料を入れてフライパンを斜めにして火を付ける。フランス料理のフランベは、料理の最後にお酒をかけてそれをしますが、こちらの場合は料理開始直後に火を入れます。それをすることで余計な油を飛ばしているんです。その結果、料理に油っこさが残らず、香りよく出来上がるそう。


コーンミールを付けてカラっと上がった海老の春巻きが本当に美味しくて。今回、毎日、ベトナム料理を食べ歩きましたが、某高級店で食べた揚げ春巻きがまさに油まみれで味を感じませんでした。


油を飛ばすのが味と香りを引き出すこつ、との先生の言葉。いい勉強になりました。


まだまだ書きたいとがありますが、今回はこの辺りで、ご馳走様といたしましょう。


※トップ写真は現地不動産管理をお願いしているマイコアさん。3歳の男の子を育てるシングルマザーですが、明るくてとても元気。これからもよろしくです。

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