ドルを銀行に預けるのに数カ月と1万円という非合理
- Kaz Saito
- 2023年6月2日
- 読了時間: 3分

なんとうい非効率、日本の銀行大丈夫なのか、と痛感したここ数カ月です。
ベトナムから持ち帰った5000ドルを三菱UFJ銀行のドル普通口座に入金、やっとできました。4月8日に持ち帰って6月2日までかかったという。
100USドルの実物紙幣50枚を自分の口座に入れるのに、ですよ。その顛末は以下の通りです。
・まず法人名義のドル普通口座を開設しました。これ、直接窓口にいってもダメ。会社履歴全部証明書など必要書類を揃えて、事前予約を取らないといけません。
・開設は当日できるのですが、その場でのドル入金は不可。改めて予約をとって再来店を要請されます。
・その予約はネットでするのですが、空き時間とこちらの都合が合わないので、その調整に2週間かかるという面倒くささ。
・で、予約日に窓口にいってすぐに済むのかと思えば、なんと2時間もかかるという不思議。100ドル紙幣50枚なのになんで、と思って尋ねれば窓口で数えて、さらにバックヤードで数えるので手間がかかると。それって偽札のチェックかと問えば、そうではありません、というものの、まず間違えなく紙幣番号をチェックしていますよね。
・これで完了かと思えば、通帳は当日戻ってきません。なんと後日郵送なんです。窓口に行ったのが5月24日で、通帳が届いたのが6月2日ですよ。
・さらにその手数料1万円。100ドル紙幣ごとに200円取られる計算で、もうびっくり。
いやはや、なんでこんなことになっているのでしょうかね。分かる方がいらしたらぜひご説明を願いたい、というところです。
聞けば振込の場合は問題にないとのことなんですが、こちらはベトナムから送金できないから現金を持ち込んでいる訳で、ほんと困ったことです。
僕の浅知恵でいうのはなんですが、インド中央銀行が最高高額紙幣である2000ルピー札の流通停止を発表しましたが、これの背景にある事情と同じかもしれません。
偽札を撲滅して、ブラックマネーをあぶり出す、というやつですね。犯罪者にとっては同じ手間ならば最高高額紙幣作ったほうが効率がいい。
北朝鮮が国家事業として作っているというスーパーKとか、スーパーノースとか呼ばれる偽100ドル札が我々の想像を遙かにこえて流通しているのではないかと、銀行の窓口で実感した出来事です。
考えてみれば日常でも現金を使う場面で減りましたよね。紙幣ってレコード盤がCDなどを経てデジタル配信化しように、消え去る運命にあるのでしょうか。
中央銀行が発行するデジタル通貨CBDCというものに置き換わるのはそう遠くない未来かも。
我が国では、その前に来るのが渋沢栄一の新1万円札ですよ。そこで100兆円あると言われるタンス預金の一部が換金され表の市場に出て、次ぎに福沢諭吉の1万円札が使えなくなり、最後に中央銀行デジタル通貨CBDCに置き換わるという流れでしょうか。
そうなると手元の現金をターゲットにする特殊詐欺は成立せず、さらには偽札も、マネーロンダリングもなくなる、という、政府にとっては夢のような枠組ができるわけです。
ま、そこまではしらんけど、ですが、当面の問題、ベトナムのお金を送金という方法で日本の口座にどう入れるのか、まずはその解決に取り組むしかありません。なにかいい方法ないかなあ。
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