夏恒例の鰻の会、今年は5日間で57尾を焼き上げました。豊洲市場の川魚屋・海源から仕入た鰻の脂ののりはバツグンでしたよ。さすが徳川三代将軍の時代に創業という歴史が品質を保証しています。

初めて築地場内に入った日を今でも鮮明に覚えています。ときには殺気にも感じるその活気にすっかり恐れおののいていましたが、今ではどちらの市場にも仕入できる仲卸さんが。そこでばったりと出会うのが、お気に入りの居酒屋の大将だったりすると、そのお店の評価がぐっと上がります。

海源さん、最盛期にはさすがに注文できません。僕たち素人は、土用の丑を過ぎてから注文出すのがマナーです。しかも仕入値が安くなることも。ということで、これから、ゆっくりと鰻をいただくのがお勧めです。

土用の丑といえば鰻｡今ではスーパーで蒲焼きが簡単に買えまよね､それでも､僕は生の鰻を自分で白焼きして､蒸して､たれを付けて蒲焼きにすることにこだわります｡高級店並みとはいいませんが､これが美味しくできるんですよ｡その楽しみも､海源という仕入先があるからこそ｡

料理教室の準備はレシピを用意するだけではなく、食材の仕入がなんといっても大切です。情報処理でもよいインプットがよいアウトプットを生むように、料理も同様、よい食材を準備すればよりよい結果が生まれるんですね。